【意外と知らない】エンジニア転職の会社の選び方

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Twitterで話題になったC社退職エントリの記事(現在はエントリー削除されていますが、本記事最後に魚拓を貼っておきます)ですが、真偽のほどはさておき、労働環境に悩まされがちなエンジニアというお仕事。日本全国でこの問題は起きており、いまだ解消していないのが現状です…。

IT業界は業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や、業務における強い心理的負荷による精神障害が多い業界です。

【労災補償】
■情報サービス業
平成29年度脳・心臓疾患の労災請求件数の多い業種としてランクイン(中分類の上位15業種)
平成29年度精神障害の労災請求件数の多い業種としてランクイン(中分類の上位15業種)
平成29年度精神障害の労災支給決定件数の多い職種としてランクイン(中分類の上位15職種)

■情報処理・通信技術者
平成29年度脳・心臓疾患の労災支給決定件数の多い職種としてランクイン(中分類の上位15職種)
平成29年度精神障害の労災請求件数の多い業種としてランクイン(中分類の上位15職種)
平成29年度精神障害の労災支給決定件数の多い業種としてランクイン(中分類の上位15職種)

参考) IT業界の働き方改革

 

エンジニアってブラックな仕事じゃん!

と思われそうですが、他の仕事に比べるとその割合は多いように感じます。その要因はいくつかありますが、下請け構造や客先常駐などが原因となることが多いように思います。

 

すでにブラックな環境にいらっしゃるエンジニアさんは一刻も早く抜け出すことをオススメします。また、まだ会社を選べる状況の方へ向けて、「意外と知られていないエンジニアの会社の選び方」をいくつかご紹介します。ブラックに飛び込まないように、また自分のスキルを伸ばせる環境を見つけるために必要なことを簡潔にお話しします。

 

そもそもいい会社の定義って?

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本題に入る前に、私が思う「エンジニアにとって良い会社」の定義を明確にしておきます。これら全てを満たしている会社は少ないと思いますが、少しでも当てはまるところが多い環境を見つけましょう。

 

  • 給料が良い(当たり前w)
  • 残業時間が少ない、サービス残業が一切ない
  • 新しい技術を取り入れることに対して積極的
  • 事業収益と技術のバランスを全員が意識している
  • エンジニアの自立を大事にしている
  • 柔軟な働き方を許している、むしろ推奨している

 

多くのエンジニアが会社、仕事に求めることとして「自分がスキルアップできるかどうか、自分がやりたいことができるかどうか」だったりします。いかに給料が良くても、レガシーシステムの保守ばかりさせられていては仕事は楽しくないですし、転職する際に個人のスキルが古いものばかりだと転職先を探すのにも困ります。

 

さらに、技術的にチャレンジしていたとしてもそればかりを重視する「エンジニアだけの視点の会社」も気を付けたほうがいいです。過半数が自分たちの好きなことに集中しすぎて、事業収益を考慮しない技術選定、開発にコストをかけてしまいがちです。一エンジニアとしては楽しいかもしれませんが、会社としての価値を考えた時に、エンジニアが公平な視点で考えられる聡明な方が多いと、事業も伸びていきます。

 

さらに、リモートワークやフレックスなど柔軟な働き方ができる会社も増えて生きています。スタートアップでは当たり前ですが、中小企業以上では意外とまだ浸透してなかったりするので注意が必要です。急な家庭の事情でどうしてもリモートでないといけない、というときにそれが認められない会社だと転職を検討せざるを得ません。オプションとしてリモートワークやフレックスが認められている会社かどうかは意外と重要です。

 

まずは勉強会、カンファレンスへ行こう!

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会社選びなのに、勉強会関係なくない?

と思われるかもしれませんが、「良い会社」の情報はやはり現場のエンジニアが一番持っています。自分が転職を検討していることを話して、情報をもらうようにアンテナをはっておきましょう。ただし、個人的にはそういった人付き合いを人脈としてだけ活用するのは良くないと思います。

 

Aさん「転職したいんだけど、どこか良い会社しらない〜?」

Bさん「ああ、X社とかY社が良いって聞くけどね」

Aさん「そうなんだ!ありがとう、じゃまた!」

Bさん「…」

Aさんみたいな人はどうしても嫌煙されますよね。笑

 

エンジニアの世間は意外と狭く、良い噂も悪い噂もすぐに広まります。それはエンジニア間だけでなく、所属する会社にも人づてで広まったりします。エンジニアの交流に関しては、当たり前ですが誠意を持って関係を築くようにしましょう。

 

具体的にどうやって情報を得ればいい?

勉強会やカンファレンスのあとにある懇親会に参加するのが一番手っ取り早いです。お酒がある場合も多いですし、多くの人と話すことができます。同じような境遇の人もいれば、エンジニア歴が長い方、逆に自分よりも経験が浅い方などたくさんの人がいます。はじめは「友人作り」くらいの気持ちで参加してみましょう。

 

ある程度関係を築けたら、率直に相談してみましょう。「転職したいんだけど、いい会社知らない?」とストレートに投げかけるのもいいと思います。頼りにされて悪い気がする人はいません。もしいくつか会社を教えてもらえたら、実際に自分のスキルセットや会社に対して重要視しているポイントとマッチするかどうかをチェックしてみましょう。

 

さらに、カンファレンスの登壇社も重要!

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さらに、カンファレンスや勉強会などの登壇者、スポンサー企業なども要チェックです。例えばRuby Kaigi 2019のサイトをみてみましょう。

 

スポンサー企業には、

  • GMOペパボ
  • ZOZO Technologies, Inc.
  • Link and Motivation Inc.

など多くの企業が軒を連ねています。ここにある企業の多くは「技術者を求めている」「技術に対する投資を怠らない」といえます。須らくすべての会社がエンジニアにとって良い会社かどうかはわからないですが、無数にある会社の中から選ぶよりは選択肢を絞ることができますよね。

 

さらに、登壇者にも注目してみましょう。

個人の名義で活動している方がほとんどですが、所属会社をGithubやTwitterなどに記載している方もいらっしゃいます。有名なエンジニアさんが所属している会社だったり、そこまで大きい会社じゃないのに複数人がカンファレンスで話していたりする会社はいい意味で「技術ヲタク」が多いです。

 

これらの情報は実際にカンファレンスに行かなくても各サイトをみることでわかることですよね。自分のスキルセットと合う大きめのカンファレンス、勉強会などを探して上記の情報を確認してみましょう。

 

事業収益が高い、伸びそうな分野を探す

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はじめにお話しした通り、技術だけに投資し続ける会社はあまりオススメしません。短期的には新しい技術を学べて良い環境なのですが、中長期的には事業収益を考慮しないと会社としてやっていけませんよね。

 

会社、事業の軸として収益率が高い業種、企業を探しましょう。SaaS系は特にそうで、有名な企業だとSmartHRは比較的収益率が高い分野で、かつ最近大型調達もして資金も潤沢になっています。B向け(法人向け)の会社の方がC向け(個人向け)に比べると収益性が高く、またその収益も比較的継続しています。少し前だとグループウェアのCybozu(サイボウズ)などもそうですね。

 

これらの企業、業種を特定してWantedlyや転職サイトなどでチェックしていきましょう。特に給与は要チェックで、一見収益性が高いはずのに給与が低いという会社もあります。その理由の一つは人材に投資していない。これは一番良くないですよね。良い人材が逃げて行ってしまいます。もう一つはそもそも収益性が頭打ちだったり、事業そのものがギリギリな状況。これは面談、面接で見切るのは難しいですが、それとなく四半期ごとの売り上げ、収益推移をヒアリングしてもいいかもしれません。

 

明日からできることまとめ

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良い会社に入れるかどうかは、その人のスキルレベル、会社とのマッチ度合いによります。しかし、良い会社を見つけられるかどうかは行動をするかどうかです。転職を検討していなくても、一般的にどんな会社があるのか?他の会社のエンジニアってどうやって働いているんだろう?みたいなところはチェックしていってもいいと思います。客観的に自分自身、いまの環境を見直すことができるかもしれません。

 

▼会社探しの参考に!▼

人気記事【未経験あり】いまWEBエンジニアに人気転職サイト4選

 

 

参考:■新卒でエンジニアとして入社したCygamesを退職しました

http://web.archive.org/web/20190909022915/https://anond.hatelabo.jp/20190908233119