これからプログラミングを勉強したいんだけどどうやって進めたらいいのかわからない…
という方へ向けて、現役エンジニアからみた「これだけやればOK!」という学習ステップを解説します。もしいまプログラミングを勉強中の方は、改めて自分が何を学ぶべきか見直すキッカケにしてください!
結論、このステップ”だけ”をやろう

プログラミングにおいて大事なことは適切なゴールを見極めること、それに向かって効率的に勉強を進めること、そしてモチベーションを維持し続ける工夫をすることです。これらの各ポイントを踏まえてとるべき学習ステップは以下のとおりです。
- 自分は何ができるようになりたいのか?適切なゴールを設定する
- まずはHTML,CSSを”最低限”勉強する
- JavaScriptで動きをつけてみる
- Webの基礎知識を学ぶ
- DBの基礎知識を学ぶ
- (発展)サーバーサイドの言語を学ぶ
- (発展)実際に作ってみる!
これらをすべてやりきって、だいたい300時間くらいだと思います。プログラミングスクールだとこれを3,4ヶ月で5,60万円くらいかかりますね。もしこれを独学でできたら最高じゃないですか?正直、やり方しだいでは独学でもできると思います。もし難しい…と感じたらスクール受講を検討してみてください。
人気記事【2019年最新版】Twitterで評価の高いスクール5選
プログラミング学習の適切なゴールを設定する

あなたがプログラミング学習をしようと思ったキッカケはなんですか?
人によって様々だと思いますが、例えば…
- エンジニアになりたい
- 今の仕事でもっと活躍したい
- 副業としてスキルを身につけたい
- 海外で働きたい
などがあると思いますが、そのゴールを明確にしましょう。そしてそれに向かって必要なものを集中的に学ぶことが大事になります。
よくある失敗は、色んな言語や技術に手を出しすぎて、結局何も身につかないまま、プログラミング学習に飽きてしまうことです。おそらく初心者、入門のステップの5割くらいはこんな感じで挫折しています。
HTML,CSS,JavaScriptを学ぶ

もしこの3つが何を指しているのか?が分からなければ調べてみましょう。
簡単に言えば、「静的(動きがない)Webサイトをつくるのに最低限必要なもの」です。プログラミング言語の一つでもあります。それぞれの違いは…
- HTML … 文章や枠組を作るもの
- CSS … 色や形などのデザインを作るもの
- JavaScript … データをやりとりしたり、動きをつけるもの
という感じです。それぞれとても簡単なので、100時間もあれば基礎を身につけることができるはずです。では、どうやってやるか?

それは Progate一択です。入門としてはコレ以上に良いものはないと思っています。本を買うよりも、まずはProgateで「書きながら覚える」ということをやってみましょう。HTML,CSS,JavaScriptの基礎を無料で学習することができます。
Web,DBの基礎を学ぶ

プログラミング学習は、「プログラミング言語」を学ぶことではありません。プログラミング言語をもちいて、動くものを作ることです。そのため、動くための「土台」を学ぶ必要があります。その土台となるのが、WebやDB(データベース)になります。
これらは本を1冊ずつ読めば最低限のことは理解できます。
Web技術の基本(1,800円ほど)
おうちで学べるデータベースのきほん(2,300円ほど)
このあたりを読めば大丈夫です。難しい本がたくさんありますが、この時点で難しいことを学ぶ必要はありません。あえて知っておくといいこととしては、SQLでしょうか。データベースを操作するための独自の命令文ですが、サーバーサイドのプログラミング言語を学ぶときに使うので、文法を知っておくと学習がよりスムーズに進みます。
サーバーサイドの言語を学ぶ

続いてここからは発展編になります。
プログラミング言語には大きく分けて2つの種類があります。一つはフロントエンドの言語、そしてもう一つはサーバーサイドの言語です。先程お話したHTML,CSS,JavaScriptは主にフロントエンドの言語です。ただしJavaScriptだけはサーバーサイドでも一部使われていたりします。
そして、次に学ぶのはサーバーサイドの言語です。有名なものだと、RubyやPHP、最近人気なのはPythonなどでしょうか。もちろん他にもJavaもサーバサイド言語ですが、比較的学習を初めやすいのはRubyとPHPだと思います。
じゃあ、何を学ぶべきか?というと個人的にはRubyを推しています。その理由は、
- 直感的に書ける文法であること
- フレームワークのRuby on Railsは日本のコミュニティが活発なので、Web上に情報がたくさんある
- Ruby on Railsを採用している会社もそこそこ増えている
- Railsチュートリアルが優秀
というあたりでしょうか。
もしこだわりがないのなら、まずはRubyの書き方を学習してみましょう。こちらもProgateで基礎を学ぶことができます。フロントエンドのHTMLやCSSと違って、少しむずかしい内容です。それでも、Progateを2週、本を1冊ほど読めば基礎は大方理解できるはずです。
ちなみに、Ruby と Ruby on Railsの違いは、Rubyは言語、Ruby on Railsは言語を使ってよりスムーズにコードを書くための「フレームワーク」と呼ばれるものです。実際に多くのRubyユーザーはこのRailsを使ってプログラミングをしています。なので、RubyとRuby on Railsの学習が必須です。
実際に作ってみよう!

最後です。
プログラミング学習はアウトプットをしないとほとんど意味がありません。つまり、何かを自分の手で作ってみることです。
そんなの無理だよ!
という方にオススメなのが、Railsチュートリアルです。Progateに比べると、文字ばっかで難しそう…と思われるのですが、内容は誰でもわかりやすいように書かれています。まずはすべてを理解しようとせずに、一通り読んでみましょう。わからない単語が出てきたらググって少しだけ理解する、程度でいいと思います。
Railsチュートリアルの進め方としては、読みながらでてくる課題を実際にコードで書いてみる、というかたちです。そして、最終章までそれを進めれば簡単な掲示板、SNSのようなものが作れるようになっています。
ここまでできれば、プログラミングスクールを卒業するところまでいけています。エンジニアとして就活するための基礎、は出来ているといえるでしょう。
最後に
実際にプログラミング学習の独学の8割くらいは失敗、挫折をしていると思います。そのほとんどは「何をすればいいのかわからない」「モチベーションが続かない」などです。実際に上記のステップをやってみて、もし難しい…つらい…と思ったらプログラミングスクールを利用するのが良いです。
数十万円かけて、年収100~200万円アップできる仕事につけるというのはチャンスだと思います。実際にエンジニアのみなさんが利用していた、推薦していたスクール一覧はコチラから御覧ください。
人気記事【2019年最新版】Twitterで評価の高いスクール5選